オトスコープによる外耳道内異物除去の治療例
生後7ヶ月、未去勢の男の子のシュナウザーさんです。
去勢手術および乳歯抜歯と併せて、オトスコープを用いた外耳道内異物除去を実施しました。
実施理由は、外耳炎があり無麻酔下オトスコープで確認したところ外耳道内に大量の耳毛を認めたためです。
今回、耳毛は鼓膜の手前にも多く耳垢の排出不全に関わる可能性があると判断し除去することとなりました。
毛であるため再度生えてくるものではありますが、症状安定のため去勢手術と同時に実施しました。
以下が実際の施術動画です。
施術後は麻酔の覚めも問題なく、耳の違和感は病院内でも帰宅後も認められませんでした。
オトスコープ下での異物除去や洗浄は外耳炎治療にも有効な手段です。
体調によっては歯石の除去など他の手術と合わせることも可能です。
オトスコープでの治療に興味がある方は診察時にご相談下さい。